イグスンド社は最終製品の卓越した品質を保証するため、板紙製品から自社の樹脂合紙にいたるまで、全製品の価値連鎖に対して責任を負っています。大規模な製品開発と近代的工場設備のおかげで、製品として完成した合紙に含まれる使用済み樹脂量は最小限に抑えることができます。
樹脂コーティングにはパッケージの製造において複数の利点があり、防水バリア機能を提供したり、パッケージを圧着したりすることができます。また、食品や菓子など管理に注意が必要な製品を保護するために使用することも可能でます。
化石燃料ベースの原料に比べると、薄い樹脂コーティングはパッケージの温室効果ガス排出量の削減にもつながります。
用途と利点
板紙における樹脂コーティングは、液体からの保護や湿気透過に対するバリア機能の提供を目的として使用されます。 ポリエチレン (PE) コーティングがほどこされた板紙は、使い捨てカップや、冷凍食品、肉製品、チョコレート用のパッケージに適しています。また、PEコーティングは、パッケージの熱圧着というシンプルでありながらも効率的な方法を可能にします。
ポリエチレンテレフタレート (PET) コーティングがほどこされた板紙は、圧着性に優れ、酸素と油脂を防ぐ強力なバリアとしても機能します。極めて耐熱性が高く、電子レンジや従来式オーブン用のPETコーティングがほどこされたトレイで食品の調理や再加熱を行うといった用途に非常に適しています。PETのブラック/ホワイト/透明顔料コーティングは、ご要望に応じて対応可能です。
持続可能性における優位性
パッケージの樹脂含有量を薄い樹脂コーティングへと削減するだけで、温室効果ガス排出量を大幅に下げることが可能です。 樹脂コーティングがほどこされた板紙を使用することによって、樹脂の使用量を硬質プラスチック容器に必要とされる5分の1程度に削減できます。 また、薄い樹脂コーティングがほどこされた板紙を使用することによって、パッケージの内容物を確実に保護することができます。
技術的詳細
押出コーティングがほどこされた表面にはさまざまな仕上げが可能です。溶かされた押出樹脂フィルムを冷却するシリンダーの表面構造に応じて、表面を光沢仕上げにもマット仕上げにもすることができます。表面の仕上げをどちらにするかは、用途に対するニーズや変換工程によって変わります。また、給紙を妨げたり、変換工程で白紙が発生したりするリスクを低下させることもできます。 当社の最も一般的な樹脂コーティングの標準地は、ASTM F-1249/ DIN 53122 (水蒸気透過性) および ASTM D-3985/DIN 53380(酸素透過性)に従って試験されます。
各機能特性の概要
各樹脂コーティングの使用範囲および融解範囲
各樹脂の品質特性