Inverform (インバーフォーム) について

プラスチックの使用を抑え、食品の無駄を削減した世界を創っていきましょう。混じりけのない木質繊維から製造されたInverform (インバーフォーム)は、新たな機会を生み出します。食品用パッケージに最適な成形性を提供することにより、持続可能性と製品としての性能をすべてのパッケージに持たせることができます。Inverform (インバーフォーム)を使用したパッケージは、化石燃料ベースやアルミニウムを使用したパッケージと比較して、気候変動への影響を大幅に減らすことができます。

用途と利点

Inverform (インバーフォーム)は、自然な風合いを持つマニラボールで、プレス絞り/深絞り加工トレイなどのレディーミールのパッケージ専用にデザインされています。また、カトラリーなどを作る際にも使用されています。

順応性のあるこの板紙は、卓越した成形性と剛性を誇り、坪量にも利点があります。原料には匂いや汚れがなく、レディーミールの出来たての美味しさと安全性を実現できるよう最適化されています。 

Inverform (インバーフォーム)は視覚的訴求力が非常に高く、コーティング、押出加工、合紙加工が可能です。 滑らかな表面にほどこされた保護性能のある薄い押出コーティングは、この板紙に湿気、油脂、熱への耐性を持たせることができます。 Inverform (インバーフォーム)製のトレイは、電子レンジ、冷凍庫、オーブンでの使用に適しています。 

持続可能性における優位性

Inverform (インバーフォーム)製のトレイは、スウェーデンのイグスンド社の工場で、持続的に管理された森林から調達された追跡可能なフレッシュファイバーを使って製造されているため、通常のプラスチック製トレイよりも、温室効果ガス排出量が大幅に抑えられています。  イグスンド社の工場はCoC認証を受けており、エネルギーを自給しているため、気候変動への影響が極めて低く抑えられています。2021年に、この工場はEcoVadis Leadership Awardを受賞しました。本賞は、 イグスンド社の工場を、EcoVadisによって評価された全企業の内、上位1%に入る持続可能性に秀でた世界的リーダーとして認めるものです。

Inverform (インバーフォーム)製のトレイ自体、樹脂の利点をあますところなく発揮していますが、温室効果ガス排出量という点から見るとより持続可能性に優れています。既存のパッケージ回収システムにうまく適合しており、化石燃料ベースの原料よりもリサイクル性が勝ります。

技術的詳細

Inverform (インバーフォーム)は、化学パルプから製造された非塗工の多層マニラボールです。この板紙は、強度と柔軟性を兼ね備えているという特性から、さまざまな形状のトレイに成形することができます。

繊維組成は、Inverform (インバーフォーム)の構造内の各層で変わります。繊維は形状や長さに基づいて選択され、使用目的に合わせ、それぞれの板紙ごとに調整されています。 

Inverform (インバーフォーム)は、ポリエチレンテレフタレート (PET)、ポリエチレン (PE)、BIO Eといった工業的な堆肥化可能性が認証されているさまざまなバリアコーティングに対応しています。Inverform (インバーフォーム)製のトレイは、FDAやその他の食品衛生パッケージ規制に準拠しています。