プラスチックを板紙に切り替えることで、パッケージのカーボンフットプリントはほぼゼロにすることができます。 これは、再生可能でサステナブルなパッケージング素材を使用することで得られる多くのメリットのひとつにすぎません。
スウェーデン環境研究所(IVL)に、板紙とプラスチック素材のパッケージの比較を依頼しました。 使用したのは、同じ役割を果たし、同じような機能を持つパッケージです。 比較は、当社の板紙 Invercote (インバーコート)のカーボンフットプリント値に基づいて行われ、プラスチック素材の値はGabiやEcoinventなどの確立された環境データベースから取得されました。 この調査は、使用される素材のカーボンフットプリントにのみ基づいており、素材の生産、リサイクル、廃棄物管理も含まれています。
調査の対象となった板紙パッケージは、いずれも当社の素材で作られたものではありません。 当社製品を選んだのは、プラスチックと同様の機能を持つパッケージの好例だったからです。
結果は驚くべきものでした。 プラスチックパッケージが最も優れていた例でも、同じ板紙パッケージよりも化石燃料の排出量が2.5倍も多かったのです。最悪のケースでは、プラスチックパッケージは板紙パッケージの95倍もの化石燃料の排出量がありました。
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板紙には、プラスチックが持つバリア性、つまり、酸素・水分・油脂・香りが食品や菓子などの内容製品に影響を与えるのを防ぐ能力はありません。
プラスチック素材だけで作られたパッケージに比べてカーボンフットプリントを削減できる妥協案は、構造に板紙を使用し、必要な特性を達成するために薄いプラスチックバリアを持たせることです。 この妥協案により、パッケージのカーボンフットプリントを大幅に削減することができます。